今日のトピックは”相性”です。
人にも相性があるように鳥にも当然相性があります。
今日はよくご相談されることの中より、相性についてお話しましょう。
上の写真はウチの子です。
右下が昨年からいるアキクサインコの桃次郎ちゃん(オス)。
左上が先月から仲間に入った同じアキクサインコのしぐれちゃん(メス)です。
みごとに距離を置いています。
まだまだ、一緒にしてからそう時間が経っていないので、
様子を見ているところです。
しぐれちゃんはまだ若く、いままで兄妹と暮らしていました。
桃次郎ちゃんは1年近く一人で悠々自適な生活をしていました。
桃次郎ちゃんは人になついており、
ディスプレイも人に向けて行っていたという経歴を持っていました。
まだまだ、近づくとお互いに威嚇しています。
ただし、たまに仲良くご飯を食べたりすることもあります。
こういった状況であれば、もう少し一緒にいてもらっても大丈夫です。
ただし、体重と便、食欲の様子、怪我をしていないかなどは、
こまめにチェックするべきでしょう。
この鳥たちは、若いということもあり、
そのうちお互いに慣れるのではないかと思います。
また、アキクサインコは比較的穏やかな鳥のため、
噛んで傷つけるということが少ないように思います。
しかし、中には今すぐペアを解消した方がが良い場合もあります。
まずは、どちらかに怪我をさせる場合です。
基本的には同居は同種間であったほうが望ましいです。
同性、異性、どちらもありますが、
どちらにしても、いじめられて餌が食べれなくなったり、
怪我をしてしまうようであれば、同居は解消したほうが良いです。
異性間であれば、メスの産卵の問題があります。
仲が良すぎるペアだと、
繁殖回数が多くなり、メスの産卵過多になる場合もあります。
そうなると、産科疾患の可能性も増えてきます。
また、ひなが孵ったあとに、
ケージを別にしなければならない時もあります。
ケージを増やせるだけのスペースがあるかどうかなど、
しっかり考える必要があります。
仲が良くなるか、悪くなるか、
所謂”相性”ですが、
こればっかりは、実際にお見合いしてみなければ、
わかりません。
”ヒト”だって、会ってみなければわかりませんので、
それと同じですね(^^)。
また、会った時から気が合うペアもいれば、
数年かけて歩みよるペアもいます。
これも人と同じですね(^^)
鳥のお見合いも、感染症の予防の観点や、
気が合わなかった時のストレス、怪我をさせるなど、
賛否両論があり、一概におすすめができるものではありません。
確かなことは、”相性”というのは、人間でも親がどうにかできるものでもなく、
鳥でも飼い主さんがどうにかできるものではないということですね(-_-;)
確かなことは、”相性”というのは、人間でも親がどうにかできるものでもなく、
鳥でも飼い主さんがどうにかできるものではないということですね(-_-;)