Friday, November 7, 2014

病院案内part1-----モモイロインコの胸筋について-----

 
 
 




当病院の診察室のドアを開けた所に、二つの壁掛けがあります。向かって右はルリコンゴウインコ、左はモモイロインコです。モモイロインコはオーストラリア原産のオウム科。バタンの仲間で、ルリコンゴウインコは南アメリカ原産のコンゴウインコの仲間です。左のモモイロインコの胸部に注目してください。
 
 
 
 
中央の部分で2つに割れているのがわかると思います。
 
人間であれば、胸筋が割れているといえば、筋肉質で良いことと思われがちですが、鳥はそうでもありません。
 
鳥は空を飛ぶ動物であり、ある程度の筋肉は必要ですが、筋肉が付きすぎると、体重が重くなり飛びづらくなります。
飛べなくなると、運動不足になりますので、また体重が重くなるという悪循環に陥ります。
 
よって、上のモモイロインコの胸筋はあまり良い状態とは言えません。
 
どちらかというと、下のルリコンゴウインコの胸筋の方が良いでしょう(鳥は羽で胸筋が隠されますので、必ず羽をかき分けて胸筋の付き具合を見ます)。
 
モモイロインコは、この壁掛けの鳥のように、太りやすく、胸筋も付きすぎの鳥が多いように思います(あくまでも私の意見ですが・・・)。
 
ある意味、忠実に表しているとも言えますが、この子は、悪い見本です。
 
病院にいらっしゃることがあれば、是非このモモイロインコの胸筋をチェックしてみてください(#^.^#)